製造部門-阪新鍛造株式会社

「阪新鍛造株式会社」代表取締役の渡邉です

当社は、静香産業グループの鍛造部門であり、日本有数の金属加工地である新潟県燕市で鍛造品を作っています。

燕市は越後平野のほぼ中央に位置し、地場産業の町として全国的に知られ、特に金属加工は江戸時代の和釘作りにさかのぼるほど歴史があります。

当社の工場がある鍛造団地は、ハンマーの鳴り響く大変活気あるところです。

鍛造について疑問のある方は、是非このページを読んでみてください。

鍛造とは?

 鍛造とは、その文字が示す通り、

鍛(きたえて)造(物をつくる)という意味です。

真っ赤に熱せられた金属をたたくことによって鍛え、結晶の方向が整えられることで強度が高まり目的の形状に成形する事が出来ます。
金属を液体化して流し込む「鋳造」とは違い、空洞が出来にくいので強度に優れた製品を作ることができます
昔から鍛冶屋(かじや)と呼ばれる職人の技がまさに鍛造の原点なのです。
 

鍛造の種類

材料の温度による分類

熱間鍛造・・・金属を再結晶温度以上に加熱し軟らかくしてから成形する方法

冷間鍛造・・・金属を常温で成形する方法

温間鍛造・・・熱間と冷間の中間。再結晶温度付近まで熱して成形する方法

打ち方による分類

型鍛造・・・金属に製品の形を彫って作った金型を使い、素材を上下1組の金型ではさみ、打撃して加工する方法です。同じ形の製品を多数作る場合に適しており、主なものにドロップハンマーによるものと、プレスによる鍛造があります。

自由鍛造・・・加工する金属を固定するために治具を用い、ハンマーなどでたたくことにより成形する方法です。鍛造する職人の熟練の技が必要であり、少生産向きです。

当社では、型鍛造による鍛造品を製造しております。

主に、油圧ハンマー・エアハンマー・プレス機を使っています。

型鍛造のメリット

 鍛造の工程のみで多数の製品を完成品に近い形状、寸法に成形することができる。

 機械による切削や加工が省略できるので素材やエネルギーの節約になる。

 叩くことで組織が緻密になり、硬く丈夫な材質にかわる

鍛造工程

「阪新鍛造株式会社」工場長の和田です

当社は、ISO9001の要求事項をベースに、アイボルト・アイナットをはじめ、多くの鍛造品を製造しております。

品質を維持するため、自社グループで金型を製造したり、社内教育により鍛造未経験者を一からハンマー工、プレス工に育て上げるなど、すべてに妥協せず製品の完成度にこだわっています。自動車部品を製造するにあたって、大手の自動車メーカーの新しい工場審査もクリアできたことは、私たちにとって大きな自信となりました。

当社の鍛造工程を、簡単にご案内いたしますので、ご参考になれば幸いです。

材料受入~受入検査

純国産の材料のみを仕入

素材径、長さ、外観のキズなどを検査

切断

プレス切断機、又はバンドソーで丸鋼を規定寸法に切断

加熱

重油加熱、電気加熱を採用。炉内温度、在炉時間、抽出ピッチなどを徹底管理し、鍛造機へ送り出します。

鍛造

ドイツ製、油圧ハンマー、日本製エアーハンマーに金型を上下にセットし、型打ちする。つぶし、荒打ち、仕上げなどの工程があり鍛造工の熟練の技が必要です。

バリ抜き

鍛造工程で出来た「バリ」をプレス機で取り除く。トリミングとも呼ばれます。寸法測定は目視及びノギスで行い、同時に型ずれ、バリ、かえり、割れ、キズの検査も行います。

ショットブラスト

鍛造後の製品の表面には酸化膜スケールが付着しています。鉄の砥粒を鍛造品に吹きつけることで表面の酸化物が粉砕され表面がきれいになります。

 

※ステンレスの場合は更にバレル処理、電解処理があります。

バレル処理

バレル内に製品、溶液、砥石を入れ回転させることにより、表面の細かいキズやバリを除去します。

電解処理

製品を酸性溶液中に沈め、電流を流すことにより、表面を溶解し、小さなバリ、汚れ、不純物等を除去し光沢を得ることができます。

切削加工~ネジ切り加工

鍛造品は、静香産業グループの加工部門で高度な切削技術を駆使し、ネジの前加工を行います。

その後ネジの部分にネジの形状を作り上げたら、安全で美しい当社のアイボルトが完成します。

出荷

サイズ、材質、チャージNoなど、全てを徹底管理し、混入などが無いように、細心の注意を払い加工工場へ送り出します。

鍛造品製作例 
金型製作、鍛造、機械加工、販売までをすべて国内の静香産業グループで管理

当社の鍛造品は、静香産業グループの加工部門で完成品となり、「SI」ブランドの製品として販売されます。

鍛造品に関する、ご注文、お見積もり、ご相談等は、販売部門の静香産業㈱へご連絡ください。